電子レンジの仕組み
電子レンジってみんな当たり前のように使っていますが、考えてみれば不思議な製品ですよね。
ただの四角い箱なのにスイッチ入れるだけ火も使わずに温まる。
知らない人がみたら魔法のようですよね。
そんな電子レンジがものを温める仕組みは電波にあります。
英語で電子レンジのことを「マイクロウェーブ・オーブン」と呼ぶのですがマイクロウェーブというのは日本語にするとマイクロ波(あ、ほとんど変わってないか・・・)になります。
イメージしにくいとは思いますが波というからには振動しているわけで、その振動数がとても高い波のことです。振動数が高いと言うことは波長(波と波の山の距離)が短くなります。その長さがμmだからマイクロ波と呼ばれるんですね。
で、電子レンジに使われるマイクロ波の振動数はなんと1秒間に24億5000万回。ちょっと想像できない回数ですね。
で、この振動数がちょうど水の固有振動数と一致します。
そうすることで共振が起こり水分子が激しく振動し熱を発生させるという仕組みです。
ですから、水分がないと温まりません。器だけいれて電子レンジに掛けても器は全く熱くならないことからもわかると思います。
ですが、大抵の食物は干物でさえも多少の水分を含んでいるので温めることができます。
ホントにこれに気づいて商品化した人は天才ですね〜
ちなみに、電子レンジの中に金属を入れると金属が電波を吸収してしまいます。アルミだと火花のようなものが飛ぶことがあるので気をつけてくださいね。うっかりアルミホイルを着けたまま電子レンジに入れると大変なことになりますよ!