理系女子の科学大好き

理系女子が科学の雑学などを書いていきます!

地球はホントは丸じゃない?

地球は丸い!

これは今や世界中のほとんどの人が知っている事です。

ですが・・・実は実は丸ではないんですね〜

というのが今回のお話し。

だからといって亀やゾウの上にのっかてるとかそういう話ではなく、地球の形を厳密に考えると丸じゃないよっていう重箱の隅をつつくような話です(笑)

そもそも、地球の表面には山や谷がありもっと大きな区別では海と陸地もありますから、もともと凸凹の形ですよね。だからそこを突っ込むと丸ではないと簡単に言えますが、今回はそういう話ではなくもっと大きな話です。

イメージとしては地球の表面が全て海で覆われたと仮定して陸地の凹凸を慣らした状態をイメージして下さい。ちなみにそういうモデルを「ジオノイド」と呼びます。

さて、地球は隕石が衝突しあってできたと考えられていますが、隕石が衝突する方法は確率論的には全方向均等です。地球自信の質量による万有引力ももちろん全方向に均等に働きます。そう考えると地球は理論的には完全な球になるはずです。

ところが、精密に測定すると実は地球は北極側がすぼみ、南極側が広がった洋なし型をしていることが分かっています。そう、地球は丸ではなく洋なしだったのです!といってもパッと目で見てわかるような大きな変形ではないですけどね。

なぜ、洋なし型になるかですが、地球の自転による遠心力で赤道方向に少し伸びた形になることは理論的にすぐわかります。そうするとラグビーボールみたいになって欲しいのですがなぜか北極側はすぼみ南極側が広がります。

これは他の惑星からの万有引力の影響や地球ができるときに実は小惑星の衝突する方向に何らかの原因で片寄りがあったからと考えられています。

つまり一つの要因ではなく複数の要因が複雑に絡み合ってできているようなのです。

洋なしを見つめながら地球が洋なし型の理由に思いをはせるのも通な楽しみ方かもしれませんよ